先日、友達の家に遊びに行ったのですが、テーブルの上に通信教育のチラシが置いてあるのを見つけました。
私も経験がありますが、通信教育のチラシって一度資料請求するとその後しばらく届き続けるんですよね。
友達も何か資料請求したのかな?と思い、特に気に留めていなかったのですが。
その後の話で、友達は通信教育で資格を取ろうとしていることが判明しました。
去年離婚して以来、しきりに何か資格や免許を取りたいと言っていた友達。
ただ言っているだけで特に行動に移していないようだったので、本気だったのかとちょっとびっくりしました。
「で、何の資格取るの?」
「それがまだ決めてなくて・・・」
ガクッ。
とりあえず資料請求して、いろいろ比較検討している段階のようです。
まあでも、何もしていないよりは、資料請求しただけ立派な心がけだと思います。
資格や免許っていうのは、どれもこれも持っていて損はないものです。
でも、取得するには時間も労力もお金もかかりますから、どの資格を取りたいのか吟味する必要があります。
それは、将来のビジョンがはっきり見えていないとなかなか難しいもの。
まずは、そこからだと思います。
友達の場合、将来のビジョンが明確になっていないので、なかなか決められないでいるんだと思います。
やりたいことって見つけようと思ってもなかなか見つからなかったりしますから、難しいですよね。
悩む気持ち、私にも経験があるのでよーくわかります。
でも、いろんな資格や免許について調べて、そこからやりたいことが見つかる可能性もあると思います。
いろいろ悩んで、考えて、自分の進むべき道を見つけて欲しいですね。
資格を取得することで様々な力が
世の中には、比較的手軽に取得することができるような資格もありますし、難しい勉強を続けやっと手に入れることができるような資格もあります。
又、仕事をする上でどうしても必要になるような、そんな資格も存在しています。
私の母は、当時はこのあたりで珍しかった短大卒。
多くの方が、中学校を卒業するとすぐに仕事をするような環境中、自分の意思を通して進学しました。
しかし、下に妹や弟が6人もいる家庭だったので、自分で働きながら勉強を続け、何とか資格を取得したと聞きます。
田んぼと山々に恵まれたところで育った母は、東京を飛越し更に南にある学校に進学を決めました。
このような過去もあってか、私が留学したいと言った時は、快く背中を押してくれました。
自分が若かった時、周りの人の反対を押し切ってまでも、どうしても都会を見たかった気持ちと、お前が外国を見たいという気持ちは同じかもしれないと言ってくれたのです。
母は、結局取得した資格を活かす仕事ではない仕事を数十年続けることになりました。
結婚して、職場を離れ子育てをしているうちに、縁が遠のいたと言っても良いかもしれません。
あれほど苦労して手に入れたと言うのに、全く違う道を究めることになったのです。
ところが、定年を迎えた母の顔はとても満足そうです。
母が、どんなに頑張って働いてきたのかを知っているので、気持ちも良く分かる気がします。
そして私はと言うと、やはり取得した資格とは関係ない仕事を続けることになりました。
それでも、やっぱり努力して手に入れた資格は、全てが宝物です。
確かに取得することで、私に多くの自信とパワーを与えてくれています。