アニメ文化

ネットのコアなユーザーがアニメ文化に偏っていると思い勝ちなのは、私の主観だけでしょうか。
それがネット文化を形成しているかどうかは疑問が多いところかもしれません。

素直なユーザーはかわいいキャラクターに画面越しに、恋愛感情をもたれたりしたら、コロっとやられてしまうのかもしれませんよね。
その相手とどうにかなったという話は当然のことながらあまりききません。

聞いたとしてもゲーム機械が手放せなくなったとか、少し寒い話はきいたことがあります。
目を覚まさなくてはならないと感じ始めているのは私だけなのでしょうか。
疑似恋愛は、実はゲーム業界のキーワードであり、市場拡大のジャンルです。

二次元の異性を相手にゲームを楽しむというジャンルが確立したのは、ゲーム業界も努力の結果なのかもしれません。
しかし、二次元の異性にお熱を上げている様子を見ると、将来が不安になるのは老婆心なのでしようか。
一生続くものとは言えないでしょうから、楽しめるときに楽しむということでしょうね。

アニメを愛するのはいいのですが、押し付けは迷惑です。
たまたま少しだけ話が合ったとしても、鋭く突っ込んだり、まくしたてるのは相手に引かれます。
こういう部分でオタクは気持ち悪いというレッテルを貼られやすいのではないでしょうか。

紳士的に振る舞いましょう。
アニメを中心に世界が回っているわけではありませんからね。

憧れのキャラクターたち

人間歳をとるというのは当たり前のことで、家族友人芸能人誰しもが自らと同じように一歳ずつ歳をとっていくものです。
しかし年月が経っても以前のままの姿をそのまま保ち続けている存在がいるのです。

何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、それは漫画やアニメのキャラクターたちです。
私のようなアラサー世代の大半は当時の漫画やアニメの洗礼を受けた人間がほとんどです。
両親や芸能人たちへの憧れと同様に、あるいはそれ以上にそれらのキャラクターたちに憧れた経験も少なくないでしょう。

当時子どもだった自身からしてみると大半のキャラクターたちは年上でした。
なので将来は彼らのようになりたい、なんて思ったことも少なからずあります。
そして次第にそんなことも忘れ徐々に大人になり、ついにアラサーにまで達しました。

最近ではかつての名作の続編がよく作られるようになり、あの頃憧れた存在と再会する機会も増えました。
そして同時に驚愕するのです、既に彼らの年齢を超えてしまっていることを。
しかし年齢こそ超えていても、幼いころに望んだ彼らのようである将来の自分にはなれていません。
ただあの頃の子どもだった自分のままに大きくなってしまった、そういう風に思えてなりません。

おそらく私のように感じる人々は決して少なくないのでしょう。
こんな私にとって、いや私たちにとって彼らは未だに憧れの年上の存在、こうなりたかった将来の姿そのままなのです。
例え年齢で上回っていても、ヒーローはヒーローで、先生は先生、お姉さんはお姉さんなのであります。
この先歳を重ねればあるいはこの考えも変わるのかもしれませんが、おそらくは今のままの思いを持ち続けるのではないでしょうか。

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