まんが
私たちは一人ひとり、個性も違えばこだわりも違う。
もちろん体型も違えば、好みも違う。
心と同じように一人ひとりが個性的だから・・・。
そう、漫画だってノンフィクションからメルヘンまで、劇画からコメディタッチなものまで。
それぞれの好みで、それぞれの楽しみ方で。
そこに共通しているのは、単なる楽しみの枠を越えて、疑問の解決や人生の道しるべなど、私たちのかなり奥深いところまで影響を与えてくれるってこと。
知らず知らずのうちに、漫画の主人公や作家の思いに共感して、その生き方までをも変えさせるパワーがあるってこと。
だからこそ、日本が世界に誇れる文化になったのでしょう。
と、キザな言い方はここまで。
単純にマンガは楽しむためのもので、芸術の側面から、ド素人がいろいろと言っても滑稽になるだけなのですよね。
画力がどうだ、ストーリーがあーだ、素人が考えるよりプロは入念に世界観を描いていますよ。
そういえば、何かのマンガで、作者が禁煙を訴えていました。
はっきりとタバコはよくないと、ストーリーとはまるで関係なく誌面を割いて訴えていました。
作者ご本人も一切、タバコは私生活でも止めるし、マンガにもタバコに関係するシーンは一切出さないという徹底ぶりです。
交通事故鑑定人の話しだったと思うのですが、良かったら探してみてください。
当時でも今でも、私信を挟むのは画期的ですよね。
インフルエンザ期の過ごし方
つい数ヶ月前のことだが、何年かぶりにインフルエンザにかかった。
はじめは悪いものを食べてあたったかと思ったように胃が痛くなった。
それがだんだん転げまわるように痛くなってしかも気持ち悪くなって、これはいよいよいかんと思って病院に行った。
先生は最初胃炎だと言ったのだけれど、数日後熱まで出てきたので再度診てもらいにいったら、立派なインフルエンザになっていた。
という訳で、これまた何年かぶりにインフルエンザ休みという公休を得た訳である。
最初の一日二日は胃痛でそれどころではなかったが、それも落ち着き、あとはだらだらと続く発熱のみ、となったら暇で暇で仕方がなくなった。
そこで、それで今まで気になりながらも読んでいなかった漫画のあらすじを、ネットのサイトで探して読みまくる(あくまであらすじ)、という不毛な時間の過ごし方に明け暮れた。
それにしても、あらすじをまとめるのが上手い人もいたもんだ。
みんながみんな、実に魅力的にあらすじをまとめており、しかも作品の本質に迫った考察をしているのに舌を巻いた。
それで大体の内容が、すっかり頭に入ってしまった。
すっかり頭に入ってしまったのだからそれでいいようなものだけれども、やっぱり漫画である以上は画つきで読みたい。
でも私は今インフルエンザである。
部屋から、いやむしろ布団から出られない身分である。
この時ほど、自由に買い物に出歩けるという健康そのものの素晴らしさを実感したことはない。
それでフラストレーションを抱えながら、引き続きあらすじを読み漁ったのである。
インフルエンザがすっかりよくなった時、早速その漫画を買いに走ったことは言うまでもない。
あらすじは全部知っていたのではあるが。