英会話教室

三歳年上の姉がいる。
外国語専攻の高校に入り、外語専門学校に進んだ姉は十年程前から、12月になると一ヶ月程アメリカで過ごすサイクルで生活している。

そのため、日常会話はもちろんのこと、ニュースや映画も字幕は要らないようだ。
しかし、今年アメリカから帰ってきた姉は、英会話教室に通うと言っている。
全く英語がダメな私からすると、なぜ今さら姉が英会話教室に行くのか疑問だった。

どうやら、日本で言う標準語なら分かるが、英語のなまりや、交渉事の言い回しなど分からないことが良くあるらしい。

姉が言うには、英語を喋る人には段階があって、まずは私のように全くダメな人、次に姉のように日常的には全く困らない人、そしてその上の段階とは大きな大きな溝があるらしく、そこを超えていきたいそうだ。
そこのボーダーは私には全く分からないが、実際にそう考えて英会話教室に通う人も少なくないらしい。

教室でネイティブの先生と日常会話を交わしながら上達させる初心者向けとは違い、きっと高尚な会話を会話で使い慣れない言葉を覚えていくのだろう。
私には分からない話だが、根気よく続けていくのが得意な姉は、さらなるスキルアップを目指している。

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