学校で米作りを体験
息子が5年生になりました。
クラス委員をする事になったのですが、5年生のクラス委員の最大の仕事は米作りです。
田植えから稲刈りまでを経験し、秋にお米を収穫し、そのお米で1月に餅をついて、給食で全学年に振舞うという流れです。
1年を通じて「食」の大切さと収穫の喜びを実体験することが目的です。
米作りには校区委員の方や地域のボランティアの方が協力して下さいます。
毎年5年生の学年行事として行っているので、手順や配布物等は前年度のものを参考にしました。
早速、田植の開始です。苗床を作って育て、それを学校が借りている田んぼへ手で植えます。
皆、はだしで田んぼに入りました。
泥んこ遊びのようで嬉しそうな子もいれば、にゅるっとしたあの感覚が苦手そうな顔つきの子もいます。
今年は保護者の参加人数が例年より多く、作業も時間内より早く終了しました。
苗の背丈がこれから伸びるのでしょうが、真っ直ぐのびた苗は子ども達のようで、これからの成長が楽しみです。
手作業でのコメ作りは、実は相当に辛いものです。
まず、苗を植えるときの体制は、腰痛持ちには非常に厳しいですし、素足で田んぼに入ったことのない都会っこは、汚れることにさえ抵抗を感じるでしょう。
しかし、米が出来る環境を知ることで、また認識が変わるでしょう。
お米作り
私が今お付き合いをしている彼の実家では、ご両親が仕事の傍らに農業をしています。
作っているものは、お米と野菜数種類です。
彼の実家にお邪魔した時はいつも、ご両親が作ったお米や野菜を沢山頂いて帰ります。
最近は野菜も値上がりしているので、とても助かっています。
お米は5月ごろ田植えをし、10月頃に稲刈りをします。
いつも頂いてばかりでは悪いと思い、去年の稲刈りはお手伝いをさせていただくことになりました。
約束の時間に田んぼへ行くと、すでに彼のお父さんがトラクターに乗って稲刈りをしていました。
彼もお父さんにトラクターの運転の仕方を教わり、交換しながらトラクターで稲刈りをしました。
私は、トラクターで刈り取ることが出来なかったところの稲を、鎌を使って収穫しました。
稲は頑丈で、とても力のいる作業でした。
彼の実家はとても自然に恵まれている地域で、その空気や風景にはとても癒されました。
ただ私は虫が大の苦手なので、いつ出てくるかとヒヤヒヤしていました。
稲刈りが終わると、今度は稲を乾燥させます。
十分に乾燥させ、お米の出来上がりです。
お米が完成すると、早速ご両親からお米が届きました。
とてもふっくらしていて甘みがあり、美味しく頂いています。
自分でも農業を体験してみて、いつも当たり前のように口にしているものは、農家の方が愛情と時間をかけて作ってくれたものだと思い、感謝をするようになりました。
今度は野菜の収穫もお手伝いしてみたいと思いました。