インターネット中毒

自分が分からない時、調べたい時は、インターネットで調べる人が多いでしょう。
最近では、音楽や動画や書籍など、すべてインターネットで購入できる時代になっております。

そんな中、問題視されているのが「インターネット中毒」です。
インターネット中毒とは、パソコンや携帯電話でインターネットをいつでもどこでも利用しすぎで生活に支障をきたしている人のことをいいます。

最近は、老若男女関係なくこの症状にかかる人が増えてきています。
そんな症状になるまでなぜ使用してしまうのでしょう。

この症状は、インターネットでコミュニケーションを取っている人に出てしまうようです。
最近は相手がわからない状態でチャットやSNSなどを使ってコミュニケーションを取る人が増えており、危機管理意識が希薄なことも、問題となっています。

そもそも、何でも共有する事が楽しい、あるいは重要だという風潮が、逆に重荷になっていたりはしないのでしょうか。
ソーシャルメディアのユーザーの中には、こうした事に疲れ切っている人もいるようです。
そりゃそうです、見ず知らずの人と仲良くなれる確率なんて高くないのですから、ビジネスライクが丁度良いのです。

人間の「繋がり」の心理を逆手にとって、孤独を良しとしないのがソーシャルネットワークの呼び水であるという側面も、見逃してはいけないのではないかと思うのです。

インターネットがなかった時代

今はインターネットで何でもできる便利な時代ですが、私が子供の頃はインターネットそのものが存在していませんでした。
今考えると、なんてアナログで不便な社会だったんだろうと思います。
今の若い世代の人達からしたら、そんな時代があったことなんてうまく想像できないんでしょうね。

例えば、インターネットショッピング。
インターネットそのものがなかったので、もちろんインターネットショッピングもできませんでした。
欲しいものがあれば、お店に足を運んで直接購入するしかないわけです。
当然、お店が近くにない場合は購入することができません。
私は田んぼに囲まれた田舎で育ったので、周りにはスーパーや小さな衣料洋品店しかありませんでした。
ファッションに興味を持ち始める年頃になっても、雑誌に載っているようなオシャレでかわいいものはなかなか買えなかったものです。
そんな環境だったので、欲しいものを手に入れるためにいろいろと工夫していました。
東京住む親戚に頼んで流行の服や雑貨を送ってもらったり、雑誌に載っていたお店に電話して「通信販売ってやってますか?」と尋ねたり。
今より何倍もアクティブで、貪欲だったような気がします。
インターネットが普及してからは、何でも簡単に手に入るようになりました。
インターネットでの買い物がスタンダードになった今、時々あの頃の不便さ、苦労を懐かしく思います。
今だから言えることですが、不便だったからこその楽しみもあったなぁ、となんだかしんみりしてしまいます。

«
»