南アイルランド紀行

南アイルランドに滞在したのは1年だけではあったが人々の多くが陽気で(特にギネスという特産ビールを飲んでいる時はかなりの確率で)とてもフレンドリ-で住みやすかった。
明るい国民性とはいえ、この国はこれまで多くの難しい状況に見舞われてきた。

この島国は大国アメリカとイギリスの狭間にある。イギリスからは過去にはこっぴどく攻撃され苦しい状況にもおかれた。
近代でも特にイギリスと北アイルランドとの関係は知っての通り難しいものである。

挙げ句の果てには1840年代にジャガイモ飢饉とよばれるジャガイモの不作による飢えのせいで、多くの人が自国を捨ててアメリカやイギリスに渡ってしまった。

しかも海外に行ったからといってアイルランド人が楽になったかというとそうではなくて、渡った先の地元の人々からは見下され、パブには「ノ- ドッグ、ノ-アイリッシュ」なんて書かれてアイルランド人の出入りを禁止する店さえあったそうだ。

だからこそケルティクタイガ-と呼ばれるユ-ロ景気で経済が一旦すこぶるよくなった時にはよそに移住した人々が各国からアイルランドに帰ってきたけれども、それらの人々は外国人にとてもひとなつこく優しかった。

日本では体験出来ないことを、この地で出来たことは、大変、誇りに思っている。
旅の準備に追われていたのが懐かしい。
高機能かつ低価格なスーツケース、今では絶対に見付からないけど、ネットショップの品ぞろえはスゴイよね。

聖地巡りがしたい

いつ実現できるか、そもそも実現可能かすら分かりませんが、将来的にいつかやってみたいことがあります。
それは、好きな漫画のいわゆる「聖地巡り」をすることです。
「聖地巡り」とは、漫画の舞台になった場所に実際に行って、生で漫画の風景を見て来ることを言います。

私が一番好きな漫画は、かつて少年誌で連載されていた、シャーマン(霊能力者)の少年がシャーマンの王を決めるための戦いに挑んでいく、という物語です。
基本的な舞台は東京なのですが、場面によってアメリカだったり、イギリスだったり、海外にもいきます。
また、日本国内でも、出雲や恐山など、さまざまな場所が出てきます。
特に国内は、作者が現地に忠実に描いているらしいので、実際にそこに行けば漫画と全く同じ景色を見ることが出来ます。
一度現地の写真と漫画の中の場面とを比べてみたことがあるのですが、お店の看板や電信柱についている貼り紙などまで全て一緒で驚きました。
そこに行けば、まるで漫画の中の登場人物になったかのような気分を味わえそうです。
私は日本の南の方に住んでいるので、本州、特に東北地方にはほとんど行く機会がありません。
更に、普段から旅行に行きたいな、と思っているのですが、最近は週に6日間働いているし、お金もそんなに余裕がないのでなかなか行けません。
いつもインターネットや本を見ながら、旅行の予定を立てるだけ立てて、行きたいなー、と考えて終わります。
いつか将来的には、お金をたくさん貯めて長い休みを取って、聖地巡りや長い旅行をしてみたいです。
そのために今のうちにしっかり働いて、お金を貯めないとなあ、と考えています。

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