アナフィラキシーショック
春から夏にかけては山登りのベストシーズンと言えますが、同時に蜂が飛び始める季節でもあります。
蜂に刺されると痛いだけでなく、刺された蜂の種類によっては深刻な被害を引き起こしますので、山に入るときには十分な注意が必要です。
特にスズメバチやアシナガバチなど、刺されると危険な蜂というものが存在します。
なぜ危険なのかというと、刺されるとアナフィラキシーショックと呼ばれるショック状態になってしまうことがあるからです。
過去にこういった危険な蜂に刺された事がある人は、2回目に刺された時にアナフィラキシーショックを引き起こします。
命にかかわることですので、過去刺されたことがあるという方で、もしどうしても山に入らなければならない場合は、事前に医師に相談し、エピペンと呼ばれるショック症状を緩和する作用がある注射を処方してもらい、提携していきましょう。
食物アレルギーの大変さ
姉は42歳にして双子兄妹の母となり、現在双子は5歳になりました。
双子の兄の方が、生まれつき食物アレルギーを持っており、母乳もミルクも一切飲まず、最近の発作検査でも、ごく少量の卵でも蕁麻疹が出てしまいました。
私としましても甥っ子が不憫で、できる限りの育児を手伝いたいと、先日有名食品メーカーの工場見学へと姉家族の付き添いで出かけました。
ところが、最初のアンケートに食物アレルギーがあると記載してしまった事から事件は起きたのです。
それはクイズやビンゴゲームに参加して、出来た子からプレゼントを頂けるという企画でした。
甥っ子は張り切ってクリアし、プレゼントを受け取ろうとしたのですが、係の方から「あ、ぼくはダメなんだ。
何もあげられないの、ごめんね」と言われてしまい、泣きそうな表情をぐっと我慢していたのです。
ふと横を見ると姉も涙をためていて、「プレゼントは食物ですか?」と震える声で聞き、結局卵も小麦も入っておらず、甥っ子が口にして何の問題もないものでした。
そのような説明をこと細かくアンケート用紙に姉は書いていたにも関わらず、(あ、一人食物アレルギーの子がいるから、この子は何もあげられないね)と軽い調子で扱われた甥っ子、また姉夫婦、そして兄弟が食べられないものは私もなるべく我慢する・・という精神が板について、周りが好きに口にするお菓子に対して常に遠慮がちな姪っ子も神妙な顔立ちで、楽しいはずのお出かけがシンミリとしてしまうものになってしまいました。
一番つらいのは甥っ子かもしれません。
でも支える家族も苦悩の日々を送っています。
年々アレルギー反応は軽くなっていくものと信じて頑張る前向きな姉の支えになれるよう、私も少しでもお手伝いしていきたいと思っています。