飲酒と睡眠の関係
酒を飲んで寝るとよく眠れると思っている人は、それが思い込みでないか今一度吟味する必要があります。
確かに酒を飲むと眠くなりますが、それは飲んだ時だけ。
朝まで眠れていますか?もし、「この時間まで眠っていたい」と思っている時間より早く目が覚めてしまい、再び寝付くことができないなら、それはアルコールのせいである可能性が高いのです。
逆に自分の限界を超えて飲み、酔いつぶれてしまえば朝まで起きずに眠れますが、二日酔いで目覚めも悪く、質のよい睡眠がとれているとは言い難い状況です。
また、寝る前の飲酒はクセになってしまう確率が高いので、習慣になってしまう前に他の方法を考えましょう。
一番いいのは昼間の運動量を増やすことです。
運動は健康にもいいですし、良い睡眠のためにも欠かせないものです。
特に日本のサラリーマンの世界では、酒席における立ち居振る舞いが、その人のサラリーマン人生を左右するほどのウェイトがあるようなことを言われます。
しかし、それは本当なのでしょうかね。
段々と若い社員の上司との酒の付き合いが敬遠され始めていますが、プライベートの時間を削ってまで、上司に付き合うことにメリットを感じないのは、至極当然のことでしょう。
その上司のサラリーマン人生でさえ不透明なのに、いろいろな話に魅力は感じないはずです。
個人的に付き合うというのならば構わないですが、仮初の付き合いなら、止めた方がいいですよね。
夏の飲酒
夏になると、季節ならではの事故が起こりやすくなる。
今朝のニュースで早速、河原でバーベキューをして、飲酒の状態で川に入った男性がお亡くなりになったと報道された。
水辺での飲酒が絡んだ事故は毎年聞くニュースである。
梅雨の合間に訪れた晴れやかな日は、夏がやってきたという開放感をもたらしてくれる。
気の合う仲間たちと、外で肉や野菜を焼きながら、涼しい川の風を感じて楽しむバーベキューの時間。
川に入っておぼれるまでは、さぞ楽しい時間を過ごしていたのだろうと思うと、とても胸が痛くなる。
河原でバーベキューをしたことはないが、海辺ではしたことがある。
確かに暑い夏の日、開放感のある自然の中でお酒を飲んでいると、気持ちも解放的になる。
楽しい仲間達との「ちょっとした遊び」の中で海に入ろうという話になるのも良く分かる。
海は危険ではない、とは言わないが川の方が流れや急に深くなる部分があるので危険だと私は思う。
楽しさでそういった危機管理能力が働かない状態になっていたのだろうが、周りの人間は止めることは出来なかったのだろうか。
きっと事故当時、一緒に河原にいた仲間たちは、このような自責の念に苛まれているであろう。
残念なことに毎年このような事故がある。
当事者だけでなく、バーベキューに送り出した家族まで、「なんで行かせたのか」と悔やむことになるだろう。
飲酒をしたら水に入らない。
簡単なことなのに守れずに命を落とす。
もう二度と、このような痛ましい事故が起きないよう、夏を前に気を引き締めたい。