カップルライフの充実

若さを保つだけが健康の秘訣ではありません。

周りから「良い年の取り方をしているね」と言われる人を見ればわかると思いますが、年齢相応という部分も捨てるべきではないと思います。

が、やっぱり若さは羨ましてですよね。

気力と精神力は対抗できても、体力的には若さには敵いません。
それは仕方のないことですが、いつまでも体力にこだわり続けることは、逆に負担をかけてしまうことにもなるでしょう。

運動するにも、若い人と一緒に出来るラインには限界があります。
特にサッカーなどの激しいスポーツは、精々40代前半までが、自分が納得するプレーが出来るかどうかというところでしょうか。

現場を離れて大局から見てみると、また違ったフィールドで活躍できる場が見つかると思います。
これは年齢を重ねた経験値がモノ言うでしょうからね。
監督やコーチに30代で就任するパターンもあるでしょうが、失敗すれば「若かった」と言われ、成功すれば「若さや勢い」で片づけられやすいのもデメリットでしょう。

本当は戦略面や戦術面で卓越した指導力があるのでしょうが、そういったことは見過ごされがちになるんですね、青年監督やコーチは。

プレイヤーとして出来るだけ長くやりたいという思いは尊重したいところですが、ケガの回復力が格段に落ちていることを実感して、あきらめる人もいるようです。
草野球でも草サッカーでもプロでも、そこは共通するものですよね。

根性のスポーツ

高校野球を見るのが好きで、今年の選抜も出来るだけ見た。
高校野球というか、正確には高校野球放送ファン。
名試合には名実況がつきもので、今や伝説となっている過去の試合にも忘れられない実況担当アナウンサーの言葉を重ねて思い出す。

今年の選抜では、四国勢の健闘が見られたが、その中でも完投で勝ち進む2年生ピッチャーの活躍も目立った。
結局、埼玉県の高校が優勝したことで春のセンバツ高校野球は幕を閉じ、また夏の甲子園を待つばかりとなった。
長い高校野球の歴史の中で言われていたことだが、今年議論が高まったことといえば、2年生ピッチャーの肩の心配だ。

試合日程が詰まった選抜で、完投を続けているピッチャーをずっと使う監督の指揮を不安視する意見も早くから多かった。
海外メディアからも、将来有望な高校生に球数制限を設けずに投げ続けさせて、肩を壊す日本の高校野球の形を非難される報道が相次いだ。
特に夏の甲子園では、地方大会から続く猛暑での戦いと、3年生は最後ということもあり、投げさせたいという監督の気持ちも良く分かる。

しかし、その後プロに行くかもしれないということを考えると、たった数日の中で何百と投げさせて肩を壊すのは本人にとってもどうなのだろうか。
甲子園で肩を壊し、大学野球やプロ野球1年目で思ったような結果が出せないという選手もたくさんいる中、根性のスポーツとして高校野球の形はいっこうに変わらない。

高校野球放送ファンとしては、その一球一球にかけてきた想いをしっかりと見届けたい!という想いでいるので、ゆったりとしたスケジュールよりも、今のタイトな日程はありがたいが、長い目で選手の肩のことを考えるとそろそろスタイルを変えようと議論を始めてもいいのではないかと思う。

«
»