出稼ぎ労働
私の友達の中に経済的に貧しい国から来た人がいて、彼らが実際どのように現地で経済大国から入ってきた新しい会社で働いているかを聞くことがありました。
一人の友達は大きなIT会社にいてコンピュ-タ-を使って働いていたそうなのですが、トイレなどでマウスやキーボ-ドから離れると時間がコンピュ-タ-画面にでてきて、一定の時間を過ぎると減給をどんどんされていくのが分かるというシステムに設定されていたそうです。
またもう一人の友達はあまりにサービス残業が多いので上司(外国人)に頼むから少し状況を楽にしてくれと懇願すると、「あなたの代わりにあなたの今座っている椅子に座りたい人は20人はいるのよ。嫌ならやめてもいいのよ」、と冷めた口調で言われたそうです。
しかもそれが有名な大企業だったりするので本当にやりきれない気持ちになります。
自分達の優位な立場を逆手にとって人を尊重しない方法で現地の人を扱っているそのやり方は恥じるべき行為です。
全ての会社がそうでないにしても、もしかしたらこういった経済発展途上国に会社を構えると気持ちが大きくなってしまうのでしょうか。
日本の企業もコスト削減の為に海外に工場や支店を構えることもあるでしょう。
その際はどこの国であれ是非地元の人々を尊重して仕事をして頂きたいと願うばかりであります。
地元の人々も稼いで家族を持つために、結婚指輪の品定めをしたいこともあるでしょうからね。
強制送還
現政権になってから、あれよあれよという間にあらゆることが変わっていってる。
気がついていないことも多いけれども。
その中の一つに、不法滞在中の外国人に対する処置がある。
フィリピンから来日して、不法滞在者となっている70人を一斉に強制送還したという報道があった。
経費をあまりかけないようにチャーター機で一斉に送還したという。
考えてみれば、なぜ今までこれをしなかったのか謎である。
20数年不法に滞在し続けて、日本に生活の基盤が出来上がっていた人もいるようだ。
その人一人の人生を考えてみると気の毒に思ってしまうのだが、不法は不法である。
送還される日の朝、バスが迎えに来て何があるのか分からないままに成田空港に到着したのだという。
人権団体が批判していると、一部で報道されているようだ。
本国に到着したあと、空港にて手続きがなされているようだが、そのあとのことはもう報道されることはないだろう。
移民の受け入れについては、各国で意見が分かれている。
日本は四方を海に囲まれている島国という特性もあるが、移民については寛容ではない。
多民族国家で暮らしたことがないため、外国人に特異の目を向けてしまうのだ。
このことについて、顔が近いアジア人以外は苦労する点だという。
どこに行ってもジロジロと見られて溶け込むことに時間がかかるという。
しかし、そんな島国で暮らすと決めたのであれば、こちらのルールに従ってもらわなくてはいけない。
ルールに従わなかったら送還。
敷居はそれなりにしっかり堂々と跨いでほしいということなのかも。